【NY為替オープニング】ユーロ全面高、独11月企業景況感が過去最高

◎ポイント
・独・11月IFO企業景況感指数、過去最高、117.5
・米・11月製造業PMI速報値(予想:55.0、10月:54.6)
 24日のニューヨーク外為市場ではドイツの良好な経済指標を受けてユーロが全面高となった。ドイツの11月IFO企業景況感指数は117.5と、2か月連続で過去最高を更新。ドイツの政局混乱にもかかわらず経済は順調に回復している。一方、感謝祭明けの米国株式市場は短縮取引となるため、参加者も限られ、調整色が強まると見る。民間のマークイットが発表する米国11月製造業PMI速報値は55.0と、10月54.6から上昇が予想されている。
来週には再び税制改革に焦点が集まる。さらに、昨年の大統領選挙におけるトランプ政権とロシアの関係を巡る疑惑で、ムラー特別監査官による捜査の進展が見られ、政局不安がドルの上値を抑制する可能性がある。
トランプ大統領は歳出法案を巡り28日に、議会指導者と会合を行う。上院は、早くて、30日にも税制改革案を採決すると言われている。民主党の支持が得られない中、共和党票の中でも、失えるのは2票だけ。共和党、ウィスコンシン州選出のロン・ジョンソン上院議員がすでに現行の案に反対を表明しているほか、2018年中間選挙で再選を望んでいないマケン上院議員(アリゾナ州)、コーカー上院議員(テネシー州)、フレーク上院議員(アリゾナ州)が反対に傾斜する可能性もあり、上院の可決には依然懐疑的見方が少なくない。
政治的混乱や財政悪化で、格付け会社が本日の見直しで、投資不適格級に格下げするとの警戒感が強まりつつある南アフリカンランドは、軟調推移が予想される。
・ドル・円は、200日移動平均水準の111円72銭を下回っている限り下落基調。
・ユーロ・ドルは、200日移動平均水準の1.1346ドルを上回っている限り中期的な上昇基調に入った可能性。
ドル・円111円35銭、ユーロ・ドル1.1883ドル、ユーロ・円132円31銭、ポンド1.3325ドル、ドル・スイスは0.9811フランで寄り付いた