東京為替サマリー(20日)

東京午前=独連立協議決裂で、ユーロが軟調
 東京午前の為替相場ではユーロが軟調な動き。メルケル独首相が推し進めた連立協議が決裂し、ユーロドルは1.1722ドルまで下押し、ユーロ円は約2カ月ぶりの安値水準となる131.17円まで弱含んだ。メルケル独首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は自由民主党(FDP)と緑の党の連立合意を目指してきたが、FDPと緑の党の意見の隔たりが大きく、失敗に終わった。ドイツは再選挙に向かう可能性があり、4期目を目指すメルケル政権の先行き不透明感が強まった。
 ドル円は一時111.89円まで10月16日以来の安値を塗り替えた後も112円前後で戻りの鈍い動き。先週のドル安・円高の流れが継続する中、ユーロ円の下落もドル円の重しとなった。先週末の米株安や円高を受けて日経平均は先週末比100円超安の反落で、クロス円も軟調な動き。ポンド円は147.64円、豪ドル円は84.50円、NZドル円は76.10円、加ドル円は87.46円まで弱含んだ。
 ユーロ以外の主要通貨は対ドルで動きが鈍いが上値は重く、ポンドドルは1.3186ドル、豪ドル/ドルは0.7549ドル、NZドル/ドルは0.6794ドルまでじり安。

東京午後=ユーロ売り一服も、戻り鈍い
 東京午後の為替相場ではユーロ売りが一服。メルケル独首相のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と自由民主党(FDP)・緑の党の連立協議が決裂したことを背景としたユーロ売りは一段落したが、ユーロの戻りは鈍く、ユーロドルは1.1735ドル近辺、ユーロ円は131円半ばで推移。
 ドル円は112円前後でもみ合い。米長期債利回りの低下や、午後の日経平均が安値を更新するなど軟調地合いが継続し、ドル円の上値は重い。米税制改革案の不透明感やロシアゲート疑惑への警戒感で、ドルが買われにくく、政治不安を背景にユーロも売られやすくなっており、円の一段高への警戒感が強まっている。ポンド円は147円後半、豪ドル円は84円後半、加ドル円は87円半ばで上値が重く、NZドル円は76円半ばまで小反発。
 ポンドドルは1.32ドル前後、豪ドル/ドルは0.75ドル半ばで下げ渋り、NZドル/ドルは0.68ドル前半で小動き。また、ドル/加ドルは1.27加ドル後半でややドル買い・加ドル売りが優勢となった。