NY為替・17日=株・金利低下、ドル円は112円割れまで調整

 NYタイムは、次週の木曜に米感謝祭の休場を控える週末で、NY勢は債券買い戻し・株売り方向で調整を進めた。米長期金利は2.37%付近から2.335%へ低下。カプラン米ダラス連銀総裁からは「10年債利回りは未来の成長に対する悲観を反映している」との発言も聞かれた。米株は昨日の大幅反発の反動安で、ダウ平均は前日比で一時100ドルを超える下落となった。
 ドル円はリスク回避の円買いもあって、111.95円と10月16日以来の112円割れとなった。ロシア疑惑や米税制改革に関する不透明感といった、米政権に関する懸念も重し。米10月住宅着工件数は1年ぶり、同建設許可件数は1月以来の高水準も、ドル買い材料にはならなかった。午後は下落の勢いをやや緩め112円前半へ戻したが、反発力は弱かった。
 クロス円も軒並み円高で、ユーロ円は一時132.05円、ポンド円は147.94円、スイスフラン(CHF)円は8月14日以来の安値113.13円まで下落。資源国通貨も、豪ドル円は6月26日以来の安値84.64円、NZドル円は4月27日以来の76.22円まで水準を下げた。
 各通貨、対ドルではクロス円の下落に引っ張られる場面を挟みつつも底堅い。ユーロドルは1.17ドル後半、ポンドドルは1.32ドル付近で推移。豪ドル/ドルは6月26日以来の安値は0.7536ドルから0.75ドル後半へ、NZドル/ドルは昨年6月1日以来の安値0.6781ドルから0.68ドル前半まで戻りを試した。
 ドル/加ドルは1.2824加ドル、、加ドル円は円買い地合いにも押されて87.51円まで加ドル安となった。加10月消費者物価指数は前年比+1.4%と市場予想通りだったが、前月の1.6%を下回った。カナダ銀行(BOC、中銀)が追加利上げを急がないとの見方を支援した。
 6時40分現在、ドル円は112.12円、ユーロドルは1.1790ドル、ユーロ円は132.19円で推移。