【見通し】週間為替展望(豪ドル/ZAR)- 南ア内閣改造でZARは重い

◆豪は7-9月期の消費者・生産者物価指数に注目
◆NZの政局が豪ドルに影響を与えることも
◆南ア政局は混迷を深める、汚職疑惑解消できなければ売りに
(国際金融情報部・松井 隆)

予想レンジ
豪ドル円  85.00-91.00円
南ア・ランド円 7.90-8.50円

10月23日週の展望
 豪ドル円は上値が限定的か。3日に公表された豪準備銀行(RBA)の金融政策決定理事会議事録に「大幅な豪ドルの上昇は成長とインフレに影響を与える」と、「大幅」の文言が加えられたことで豪ドルが一時買われたが、値動きは限定的だった。議事録は、それ以外としては「諸外国の利上げが機械的に豪の利上げにはならない」「いかなる金利変更も国内経済情勢による」と新味の無い内容が多かった。今後の経済指標にもよるが、現時点では早急な利上げは考えにくいため、他国との金融政策のかい離から豪ドルの上値は限られそうだ。
 豪州からは25日に7-9月期の消費者物価指数、27日に生産者物価指数が発表される。デベルRBA総裁補佐の講演も26日に予定されている。議事録にも記載されたように、国内の経済状況が政策金利変更のカギとなるため、経済指標には素直に反応しそうだ。中国からは主だった経済指標は発表されないが、労働党とNZファースト党、緑の党が連立するNZの政局には引き続き注意が必要であろう。豪ドル/NZドルの動きが豪ドルに大きく影響を与える可能性もある。
 南ア・ランド(ZAR)円の上値は限定的か。ズマ大統領は、内閣改造をすることによって汚職問題から逃げようとしている。一部の投資家は、汚職対策が進まない場合は南アから資金を引き揚げる可能性を示唆している。汚職問題は1カ月後のムーディーズとS&Pの格付け見直しにも影響を及ぼす可能性がある。南ア準備銀行の副総裁は来月の金利変更に対して否定的な発言をしたものの、市場からの利下げ圧力は依然強い。来週は26日に9月の生産者物価指数が発表される。

10月16日週の回顧
 豪ドルは小幅な動きだった。豪9月就業者数が前月比+1万9800人と市場予想の+1万5000人を上回り、9月失業率も5.5%と市場予想と前月の5.6%より改善したことで、一時豪ドル買いになる展開もあったが長続きしなかった。中国の9月消費者物価指数、7-9月期国内総生産(GDP)前年比はともに市場予想通りだった。9月小売売上高(前年比)は+10.3%で市場予想の+10.2%より強く、9月鉱工業生産(前年比)は+6.6%で市場予想の+6.2%から上振れたが反応は乏しかった。豪州国内の経済指標が豪ドル買いを後押しする中、豪ドルの上値を抑えたのがNZの政局だった。NZファースト党が労働党・緑の党と連立を組むことになったため、経済・貿易・金融面での懸念が強まり、NZドル安が同じオセアニア通貨の豪ドルの重しとなった。
 ZARはじりじりと下落した。先週末にズマ南ア大統領の汚職疑惑に対して、最高裁が起訴の復活を支持したことで、不人気なズマ大統領の罷免や、南アの汚職問題の解決を期待し、週初は堅調だった。しかし、ズマ大統領が、汚職批判勢力の6閣僚を更迭する内閣改造を実施したことを受けて、ZARは売りに転じた。18日に発表された7-9月期の消費者物価指数は、市場予想の+4.9%を上回る+5.1%だったが反応は鈍かった。(了)

(山下)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

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