NY金先物は反落、北朝鮮情勢をめぐる地政学的リスク後退やドル高で

COMEX金12月限終値:1335.70 ↓15.5
 11日のNY金先物12月限は反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比-15.5ドルの1オンス=1335.70ドルで終了。
 北朝鮮が前週末9、10日にミサイル再発射などの挑発行動を見送ったことや米フロリダ州に上陸した超大型ハリケーン「イルマ」も熱帯低気圧に変わり、市場のリスク回避姿勢が和らいだ。このため、「質への逃避」の金買い需要が後退した。最近の上伸を受けた利益確売りも目立った。また、外為市場では対ユーロでドル高が進行。このため、ドル建ての金相場は相対的な割高感からも売り圧力が強まった。

NY原油:反発、OPECの減産延長の思惑も
NYMEX原油10月限終値:48.07 ↑0.59
 11日のNY原油先物10月限は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比0.59ドル高の48.07ドルで取引を終えた。
 米フロリダ州に上陸した大型ハリケーン「イルマ」による被害を受けて、石油需要が一段と後退するとの思惑から原油は売りが先行。米ゴールドマン・サックスが大型ハリケーン「ハービー」と「イルマ」の影響で9月の石油需要が日量約90万バレルと減少するとの見通しを示したことも、原油相場の売り圧力を強めた。
 ただ、サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相がカザフスタン、ベネズエラ両国の石油相と石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国の協調減産の再延長を議論していると報じられたことから、原油先物は反転した。