東京午前=ドル円は110円半ばで底堅い値動き

 東京午前の為替相場は、このところ続いていたドル安基調の調整的な動きでドル買いが優勢となった。米債利回りがNY引けより上昇したことも、ドルの下支えとなった。ドル円は110.60円と昨日の高値を1ポイントだけ更新し、ユーロドルが1.18ドル前半から1.18ドル割れ、ポンドドルも1.32ドル前半から1.3191ドルまでとドルは強含んだ。
 一方、欧米株式市場の堅調さを引き継ぎ日経平均が一時3桁高になったこともあり、ユーロ円やポンド円は底堅い値動きだった。ユーロ円が130円前半から130円半ば、ポンド円は145円半ばから146円手前までじり高に推移した。
 オセアニア通貨は地合い弱い値動き。まず、朝方に発表されたNZ4-6月期の雇用指標が失業率は予想通りの4.8%と前回数値を下回ったものの、就業者数が前期比で-0.2%と予想0.7%から下振れした結果となった。これを受けてNZドルは対ドルで0.74ドル後半から0.74ドル前半に、対円では82円半ばから82円割れまで下落し、その後の戻りも鈍かった。平均時給も予想を若干下回る結果となっており、先月発表された4-6月期CPIも鈍化傾向となったことも含めて、NZ準備銀行(RBNZ)が利上げに踏み切るのは2019年前半にずれ込むのではないかという見方も浮上してきている。
 豪ドルは昨日のロンドン市場からの軟調さを継続し、豪住宅指標が上ぶれした結果にも反応は鈍かった。豪ドル/ドルは0.79ドル後半から0.7942ドルまで売られ、豪ドル円は87.80円までじり安となった。
 午後のドル円相場も調整的なドル買い戻しが続くか。しかしながら、米の年内利上げ観測の後退やトランプ米政権を巡る混迷は変らず、朝鮮半島の地政学リスクも残るなかで、上値も限定的になると思われる。