【見通し】週間為替展望(豪ドル/ZAR)-RBAは様子見を継続へ

◆1日のRBA理事会、4日の豪金融政策報告が焦点
◆いずれも注目イベントだが、豪ドルを刺激しそうにない
◆ZARは政治的不透明感にさらされつつ底堅いか
(国際金融情報部・谷口英司)

予想レンジ
豪ドル円 77.00-82.00円
南ア・ランド円 7.10-7.70円

10月31日週の展望

 7-9月期の豪消費者物価指数(CPI)は総合で前年比+1.3%となった。基調インフレ率は同+1.5%だった。豪準備銀行(RBA)は2016年後半の総合CPI前年比を同+1.5%と想定しており、物価の回復見通しはRBAの見通しに沿っている。

 輸入に依存する財の物価動向を示す貿易財CPIは4-6月期の前年比変わらずから同+0.7%へ改善した。非貿易財CPIは前年比+1.7%で、4-6月期の同+1.6%からやや改善し、2016年の前半で物価の落ち込みが一巡した兆しがある。

 1日にはRBA理事会が行われるほか、4日には豪金融政策報告が公表される。7-9月期のCPIを踏まえてRBAの物価見通しが変化するかどうか見定めることになりそうだ。
10月の声明文ではインフレに関して、「物価の伸びはかなり低い。非常に抑制された労働コストの伸びと海外の非常に弱いコスト圧力を踏まえると、この状況はしばらく続く公算である」とされている。CPIの落ち込みが一服したとはいえ、物価上昇圧力の弱さに変わりはなく、声明文の物価に関する認識は引き継がれるだろう。豪金融政策報告でも、物価見通しが上方修正される可能性は低い。現状で物価はRBAの想定内の推移である。

 RBAは来週、政策金利を過去最低の1.50%で据え置くだろう。物価の伸びが長らく低迷することによる悪影響を危惧する中銀はあるものの、RBAが懸念し始めるとは思えない。声明文は景気認識の部分を中心に微調整されるだけではなかろうか。政策金利の据え置き、あるいは追加利下げを意識させるような明確なシグナルが声明文経由で送られてくることはなさそうだ。RBAが行動を起こす理由は見当たらない。

 ただ、RBAが景気や物価動向の観察を続けるのであれば、時間とともに追加利下げ観測がさらに揺らいでくるのではないか。鉱業セクターの凋落のせいか、豪追加緩和観測は非常に根強いものの、追加利下げの根拠は限定的である。

 南ア・ランド(ZAR)は継続的に政治的不透明感にさらされつつも底堅いだろう。与党アフリカ民族会議(ANC)の支持率が低下するなかで、南アの政局リスクは当面払しょくされそうにないが、新興国に汚職問題はつきものだ。新興国が政治経済両面で不安定であることを過度に懸念する市場参加者は乏しい。米利上げ見通しと新興国からの資本流出懸念の拡大・後退が引き続きメインテーマとなろう。

10月24日週の回顧

 豪ドル/ドルは堅調。豪CPIは追加緩和観測を後押しする結果ではなかった。ただ、このところのレンジ内を維持している。豪ドル円は抵抗感のあった200日移動平均線をやや上抜き、7月以来の高値をつけた。ドル/ZARはドル売り・ZAR買いが優勢だったが、8月後半以降のドル/ZARは方向感をなくしたままである。(了)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ

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