昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/30水)

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-----------3/29ドル円相場概況------------------
 
FRB議長のハト派発言を受けて112円台へ
 
OPEN 113.453
HIGH 113.803    
LOW  112.613
CLOSE112.771
 
東京市場のドル円は、このところ恒例となった実需のドル買いで113.60円台へ。その後も株価が堅調に推移する中、113.70円台まで小高く推移した。欧州市場に入り、安倍首相の会見が始まると113.803円まで続伸したが、首相発言に目新しさはなく円売りは続かなかった。その後は、原油安などを背景にNY市場にかけて113.20円台まで小緩んだ。さらにイエレン議長のハト派発言が追い討ちをかける形となり113円台を割り込むと、米長期金利の低下とともに112.613円まで下値を切り下げた。それでも、イエレン発言を受けて米国株が堅調(S&Pは終値で年初来高値)に推移したためなんとか踏ん張り112.771円で取引を終えた。
 
-----------3/29主な出来事---------------------
 
08:30 (日) 2月失業率 3.3% (予想3.2% 前回3.2% )
 
18:15   ウィリアムス・米SF連銀総裁
・米国は最大限の雇用達成の状態かそれに極めて接近
・米インフレ率は向こう2年で2%に上昇する軌道にある
・16年の米成長率が2%をやや上回るとの見通し維持
 
18:20   安倍首相
・強い経済を確かなものとする予算-16年度予算
・日本経済の回復傾向に変わりはない
・リーマンなどの事態発生ない限り予定通り消費増税
 
 
23:00 (米) 3月消費者信頼感指数 96.2 (予想  94.0  前回92.2)
 
25:20 イエレン米FRB議長講演
・利上げへの慎重姿勢は特に正当化される
・金融市場の混乱などは中期見通しを大きく変えてはいない
・ただ、世界的な動きは見通しに関するリスクを増加させた
・金融市場はやや安定しているが海外経済は想定より弱い
・FOMCは引き続き緩やかな経済成長を予想
・速いペースの物価上昇が続くかの判断は時期尚早
・物価見通しは不透明感が増している
・中国の構造改革が円滑に進むか不透明感がある
・原油の一段安などで米経済が鈍る可能性
・金利がゼロ付近でも追加緩和の手段はある
 
---------3/29株式・債券・商品-----------------
 
アジア株
日経平均:17103.53 -30.84
上海総合:2920.55 -37.27
 
欧州株 
英FT100: 6105.90 -0.58 
独DAX:9887.94 +36.59 
 
米国株
DOW:17633.11 +97.72 
S&P500: 2055.01 +17.96 
 
米国債
2年債:0.7843% -0.0807
10年債:1.8035% -0.0825
 
商品
GOLD:1235.80 +15.70
OIL:38.28 -1.11
 
--------きょうの注目材料-------------------
 
<国内>
08:50    2月鉱工業生産速報
 
<海外>
06:45    2月NZ住宅建設許可件数
16:00    3月スイスKOF景気先行指数
16:30    ビルロワ・フランス中銀総裁、講演
18:00    3月ユーロ圏消費者信頼感指数
21:00    3月独消費者物価指数・速報値
21:15    3月ADP全米雇用報告
23:30    EIA週間原油在庫統計
26:00    米7年債入札(280億ドル)
26:00    エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
 
--------きょうのひとこと----------------------
 
昨日のイエレン議長の発言は、要約すると「米経済は堅調だが、中国と原油の動向が読めずに先行きが不透明なので、利上げは慎重の上にも慎重を重ねて進める。万一、景気が腰折れしたら、そのときは金融緩和に戻る覚悟も」というハト派的なものでした。先週は、複数のFRB高官からタカ派発言が飛び出しましたが、議長の発言はこれを完全に否定した形となりました。
 
 
本日もよろしくお願いいたします。