イエレン議長の見解は?NYエコノミッククラブで講演

昨日発表された米2月個人消費支出(PCE)は、前月比+0.1%と予想通りに低めの伸びとなった。1月分が+0.5%から+0.1%に下方修正された事と相まって、1-3月期米国内総生産(GDP)の予想を引き下げる動きが見られた。さらには、米2月コアPCEデフレーターが前年比+1.7%と予想(+1.8%)を下回った事で目先的にインフレ上昇が加速するとの懸念は薄れた格好だ。
 
こうした中、本日はイエレンFRB議長の講演(25:20)が予定されている。このところ、他のFRB高官からはタカ的な派発言が目立っているが、議長が追加利上げに対してどのような見解を示すか注目される。もっとも、従来の議長の見解に照らせば、他の高官と同様のタカ派発言を行う公算は小さいだろう。むしろ、これまでどおりの穏健姿勢でも市場はハト派的と捉える可能性がありそうだ。
 
ドル/円は、昨日まで7日連続で陽線引けとなり、足元の取引レンジの上限である114円台に接近しているだけに、この水準では戻り売りが出やすいと考えられる。逆に言えば、114円台の抵抗帯を突破して115円台に乗せるためには、イエレン議長から利上げに前向きなタカ派発言が飛び出すなど、かなりの強材料が必要という事になろう。